ゆかりの徒然日記

日々の出来事や思ったことを綴った日記

料理当番の話

我が家では3か月ほど前から家事の当番制を導入しています。

きっかけは新型コロナウイルスの感染拡大に伴う自粛期間です。

大学はオンラインになり、仕事は在宅になったことで、常に家に家族がそろっている状態になりました。

 

しばらくして、母がキレました。

 

「どうして皆家にいるのに私が家事全部やらなきゃいけないの。私だって仕事あるし大変なんだけど。手伝ってって頼んでも無駄だろうから明日から家事は当番制にします!」

 

私、父、兄は深く反省し、それまで母にまかせっきりにしていた家事(+犬の散歩)を当番制でやる事になりました。

色んな変遷はありましたが、現在は

昼食(準備、片付け)、夕食(準備、片付け)、風呂洗い、洗濯、掃除機掛け、犬の散歩(朝)、犬の散歩(夕)

の7つを分担してやっています。

あとは、家族ルールとして

・朝食はHelp Yourself形式。準備も片付けも各自でやること。

・洗濯と掃除機掛けは2日に1回。もっとやりたきゃご自分でどうぞ。

・雨が降らない限り、犬の散歩は朝夕各1時間程度行くこと。

というのが定められました。

他の細々とした家事は引き続きお母さんがやってくれています。感謝。

 

 

今日はその家事当番の中の料理当番について書いていきます。当番制になってるのは昼食と夕食の2食。合計すると一週間で14回料理を準備する必要があるので、1人3,4回は料理当番に当たります。

この料理当番。始まったときはどうなる事かと思いましたが、意外なことに家族の中に料理の出来ない人はいなかったので平和に続いています。経験不足感はあっても、普通に皆美味しいもの作ってくれます。

正直、兄が料理できたのは驚きでした(失礼)。

 

この料理当番、家族の個性が出てけっこうおもしろいです。

母 いつもの家庭料理。安定のおいしさ。安心する味

父 本格派。イタリアンかフレンチしか作らない。最近はパスタも手打ちし始めた

兄 名前のない謎料理が多い。でも味はおいしい。料理の上達が目覚ましい

私 丼ものか洋食屋さんメニューのレパートリー多め

という感じになっています。

個性的だし、母なら作らないだろう献立も多くて楽しいです。

父なんてもはや料理が趣味になってますね。パスタもソースも手作りなラザニアとか、生地から作ったピッツァとか、手の込んでそうなものばかり作ってます。そのうちパスタマシンを買うと思う。

兄は、料理の上達が目覚ましいです。最初はカレーにも苦戦していたのに!「きゅうりの細切り2本分で30分かかった」とか言ってたのに!最近はメインの外に副菜までちゃんと用意してくれてるし、味付けも美味しいです。ただ、「美味しいけど、これ何?」って聞くと「豚肉を醤油で炒めてチーズぶっかけたやつ。名前はない」と返ってきます。

私は丼ものを作ることが多いです。洗い物が減るから。あとは洋食屋さんでありそうなメニューが多いかな。オムライスとか、ハヤシライスとか。

 

一番気合を入れて作ったのはコテージパイです。

ミートソースの上にマッシュポテトをのっけてオーブンで焼いた料理で、私の好物の一つなんですけど、日本だとあまり食べられないので作っちゃいました。

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手作りコテージパイ!

美味しかったです(自画自賛

手間はかかるけど美味しいのでまた作ります。

 

基本的に美味しいの作れているとは思うけど、もちろん失敗もありました。

例えば、初めて一人でハンバーグを作ったとき。

調理実習で作ったこともあるし余裕っしょと思って作り始めたら、全然余裕じゃなかった。最初の一回はつなぎが少なかったのかハンバーグ崩壊エンドを迎えました。2回目でやっと形にはなるものの味はいまいち。満足のいくものは出来ていません。

あと最近話題のポテトサラダ。あれも大変ですね。「茹でたジャガイモは熱いうちに皮をむいて潰しましょう」って簡単に言ってくれてるけど、初めて作ったときは皮むきにめっちゃ苦戦しました。熱くて触っていられない!

3,4回挑戦して美味しいポテサラ作れるようになったけど、多分もう作んないかな、、、

でも、何度もチャレンジできたのはいい経験になりました。

 

料理が当番制になってから、食卓で「おいしい」というワードが飛び交うことが増えました。

自分が作ったとき「おいしい」と言われると嬉しくなるし、安心するってことが分かったので、人の料理もほめるようになりました。多分、家族みんなそう。

そして「おいしい」って言われることで家族全員料理が楽しくなってきている印象を受けます。

これは結構いい変化だと思います。

料理当番、おススメです。

同時に、いままでずっと料理を作ってくれていたのに、母にちゃんと「おいしい」って伝えてなかったなと気が付いて、申し訳なくなりました。最近は母にもちゃんと伝えてます。

 

この家事当番はまだまだ続くと思うので、これからも色んな料理に挑戦して、美味しく作れる料理のレパートリーを増やしていきたいです。