サークルのこれからの話
コロナの影響で、現在もサークル活動もオンライン上に限られてしまっている。しかし、徐々にサークルへのモチベーションが保てなくなってきているのか、活動に参加している部員の数が減っているのが現状だ。
正直当たり前だと思う。
私が所属しているのは中南米音楽愛好会、いわゆる、サンバをやっている団体だ。
ダンサーと楽器隊がいて、私は楽器隊でアゴゴという楽器を叩いている。
しかし現状、あまりサンバに触れられていない。
大学が入校禁止になるなんて考えてもみなかったので、ほとんどの人が楽器を大学におきっぱにしていた。私もそうで、もう半年近く楽器に触っていない。
楽器を取りに行くことすらできなくなるなんて思ってもみなかった。
オンラインの練習では、サンバのリズムを口や身近にあるもの(ゴミ箱とか眼鏡ケースとか)で表現して頑張ったりしてるけど、コレジャナイ感が強い。
私にとって、サンバの楽しさはみんなで集まってワイワイ楽器を叩くことだ。
パソコンの前で、楽器に見立てたものを一人で叩くのは、正直虚しい。
それでも私がオンラインの練習に参加しているのは、私がサークルの幹部の1人だから。下っ端だけど幹部だから。言ってしまえば、義務感から参加してる。楽しい訳じゃない。
幹部の一員としては、どうすれば皆がサークルに対する熱量を維持できるのか、どうすれば皆練習に参加してくれるのかを考えなければならない立場なんだと思う。
でも正直無理だ。
皆で集まってワイワイ楽器叩いて練習して、商店街のイベントとか学園祭とかでパフォーマンスして人を楽しませる。部員のほとんどはそれがやりたくてこのサークルに入った。
コロナの影響で集まれない、練習できない、イベントも学園祭も中止になってパフォーマンスの場もない。
こんな状況でどうやってモチベーションを保てばいい?
新入生だってあまり入っていない。
サンバの魅力は直接見てこそのものがあるから仕方ないと思う。
私も去年の新歓でパフォーマンスを見るまでサンバサークルなんて選択肢にも入ってなかったし。
秋からも学内での活動は制限されるそうだ。
いつになったら、またみんなで集まれる?
いつになったら、また練習が再開できる?
いつになったら、またお客さんの前でパフォーマンスが出来る?
サンバは好きだし楽しい。その気持ちは変わってない。
でも、サークルに対する熱量が下がってきているのを感じる。
サークルのこれからのことに、不安しか感じない。